CLUB UNDERWORLD










2006/5/26,27 in 大阪芸術大学銀河系広場




恒例の気合入れ。

今回の舞台の合言葉は…



「チェリーブロッサム…宗司添え!」



世界のVIP達が集う高級Bar

[CLUB UNDERWORLD]

このクラブでは、
裏で人間を使った殺し合いの賭けが行われていた。

勿論、お客は娯楽に飢えている金持ちたち。


ある夜、オーナーの元へ、とある賭けの話が舞い込んだ。



左が式(オーナーの片腕)役・あじおう
右がオーナー役・かのこ



賭けの対象に選ばれたのは2名の男女。

ストリートNo.1の実力の持ち主、片桐桜がその1人。



彼女は自らが育った孤児院のために

裏で試合をし、賞金を稼いでいた。



右が桜役・やしま



刺客を倒した桜の実力を褒め称え、

式はクラブへの招待状を差し出す。

無駄な争いが嫌いな彼女は参加を拒むが、

クラブのVIPに、孤児院に資金提供している

財閥当主(東条グループ会長)が居ると脅され、

仕方なく殺し合いに参加することになる。


「施設への援助は打ち切り…ということになります」



桜との対戦カードに選ばれたのは、

武術世界王者・関原宗司。

まさしく名実ともに1を誇る彼は

品行方正、爽やかな好青年…を表向きの顔にし、

裏では強い相手との勝負を望んでいる獣のような男だった。

宗司は闘いを挑んできた式を返り討ちにし、殺す。


「‘世界一になれたのは皆さんのお陰です…?’
    馬鹿らしい。俺の実力に決まってるだろ」

UNDERWORLDへ向かう途中、桜と宗司は偶然出会う。

宗司の猫被りに苛ついた桜と、その実力に気づいた宗司は

数手、手を合わせるが引き分けに。


「…本気で見破ってたってわけか。
 なかなかの演技だと、思ってたんだけどな?」


「表の世界じゃどうだか知らないけどね、
 あたしからみたら猿芝居だよ」


名前を教えろという宗司の言葉を無視し、

桜は更に暗い路地裏へと消えていった。………………




「裏でくすぶってるにゃ、勿体ねぇな、お前」


「もう満足かい?あたしは行くよ」



UNDERWORLDでは、

間もなくVIPたちの宴が始まろうとしていた。

仮面を付け、思い思いにくつろいでいる彼らの前に、

ゆったりとした動作でオーナーが現れる。







皆様、
 ようこそCLUB UNDERWORLDへ。
  今宵も御満足頂ける様、
   最高の試合を用意いたしました。
    どちらにお賭けになっても、
     今までにない興奮を味わえるでしょう!





オーナーのコールで舞台へ上がった桜と宗司。

諦めきった桜とは別に、

自分を賭けの対象にして楽しんでいるVIPたちに向かって

宗司は刀を振り上げる。

しかし、施設を握られている桜は

庇うようにその間へ割って入る。





有難うございます、桜さん。
 東条様には、私から宜しく言っておきましょう





桜とオーナーのやり取りを見て全てを悟った宗司は、

彼女にある提案を持ちかける。

クラブを潰すため桜を雇う代わりに

東条グループなどには支払えない報酬を支払う、と。

そして2人は、クラブを潰すために協力する。




「恩を売るんじゃなくて、一時的な契約だからな」


「いいだろう。感謝はしない。約束は守りなよ?」


・・・・・・「おい、これくらいの雑魚で手間取るんじゃねぇぞ?」


「言われるまでもないよ。あんたこそ、
 やられて報酬を支払い損ねるんじゃないよ?」


「…殺しておしまい!」






クラブにたった1人残ったオーナーに桜は降参を求める。

しかし、降参する気はないと

オーナーは自ら舞台へと降り立った。






オーナーの激しい抵抗にあうも、…………………

桜と宗司は見事勝利を収める。




私の…クラブが…


「これで契約は終わりだ。おい!名前は?」

「もう知ってるだろ」

・・・・・・・「下しか聞いた覚えがねぇな。フルネーム教えろ」

「…片桐、桜」

「そうか。今度金を渡す時、俺と勝負しろ、桜!」

「呼び捨てにすんじゃないよ。
 …気が向いたら、相手してやるよ」

「ふっ、1は1人でいい。それじゃ…」

「またな」





…あいつらが喜びそうなものでも、
         買って行ってやるか…!!












































































































































































































































































































御覧になってくださった皆様、有難うございました!